近年、ヤギを飼う方が増えてきました。
今年はコロナ禍で外出がはばかられ、人との接触が減る中、家畜として飼われてきたヤギが人の気持ちを癒やしてくれる動物として注目されています。
また、「崖の上のヤギ」として「ポニョ」の愛称で子ヤギが話題になりましたね。
人懐っこくて目も心も癒してくれます。
人間との生活に寄り添ってくれて、人とのつながりも作ってくれます。
ヤギを飼う準備
ヤギを飼う前に
家畜として飼われてきたヤギですが近年ペットとして飼う方が増えてきました。
我が家も飼い始めて2年になりましたが、本当に飼いやすく人に慣れる動物です。
ただ、去勢をしていないオスは体が大きくなり臭いも強いので初めて飼うならメスか、去勢したオスがおすすめ。去勢したオスは発情もなく、臭いも強くなりにくいので飼いやすいです。
ヤギは健康に飼えば15年以上生きるようです。
場所を準備

ヤギ小屋は体格にもよりますが、1頭に少なくとも約2㎡の広さが必要と言われています。
小屋以外に、運動できる場所もあると良いでしょう。
柵で囲って運動場を作るか、広い敷地に連れ出して、つないでおく場所を確保しましょう。
広い敷地に移動させる場合は、車や人通りが少ない場所、また野犬など危険がないか確認をしましょう。
エサの確保
主に草を食べます。雑草や木の葉も食べます。
小屋から出さない場合は、草を刈ってくるか、家畜飼料の乾草を与えましょう。
1番困るのは冬。
我が家もそうですが、草が少なくなるので、家畜用の乾草を購入して与えます。
他にミネラルを補給するミネラルブロック(塩)が必要です。
近くのJAに相談すれば、購入できると思います。
もしものときに備える
病気やけがをした場合、すぐ診てくれる獣医さんや相談できるヤギに詳しい人がいると安心です。
家畜専門の動物病院が近くにないこともあります。
そういう場合は大学付属の動物病院なら診てもらえると思います。
我が家は大学病院の動物病院には車で1時間ほどかかるので、よっぽどの時にしか連れていけません。
近所の動物病院でも、先生によってはヤギも見てくれるかもしれません。
我が家の猫を見てもらっている近所の動物病院の先生は、ヤギは専門外みたいですが、とても良心的でヤギのことも相談に乗ってもらっています。ヤギのなっちゃんが有害植物を食べて嘔吐したときも、注射してもらいました♪
大学付属の動物病院へ

近所の動物病院へ

近隣トラブルには気をつけて
人によっては臭いや鳴き声が気になることもあります。
脱走することもあります。
近所の庭に咲いている花や畑の野菜を食べてしまいトラブルになる可能性もあるので注意が必要です。
我が家もロープにつないで草を食べさせていたら、いつの間にかロープが切れて、
気づいたら家の前の道路で草を食べていることもあり、びっくりしました(笑)。
毎日ヤギがいる生活は楽しい
我が家の前は通学路なので、子どもたちが通るたび「メェーメェー」と鳴きます。
すると小学生は真似をして「メェーメェー」と言っていますよ。おもしろいです。(笑)
近所の子どもたちも「ヤギだー」と言って喜んでくれます。人気者です。
わざわざ、近所の方はさつまいもを収穫したあと、つるを持ってきてくれたり、キャベツをたくさんくれる方もいます。
あと1番驚いたことは、60歳以上の方で「昔ヤギを飼っていた」という方が多いこと。
いろいろ思い出話をしてくれる人もいますよ(#^.^#)
本当に人間との生活に寄り添ってくれて、人とのつながりも作ってくれるヤギです。