ヤギは基本的に自分でより分ける能力が最低限あるようですが、あらかじめ毒草があるかどうかのチェックが必要です。
本当的に毒草をヤギは避けますが、放牧経験がないヤギや草の量が少ないときには注意が必要です。
また好奇心から毒草を食べて中毒症状を起こすこともあるようです。
毒草を食べると、口から泡を吹き出し、嘔吐を繰り返したり、食欲が減退して反芻が少なくなります。
そして口から泡を吹きだして、緑色の塊を吐き出すことが多いようです。
症状が軽いときは灰汁やミルク、卵白を与えることで回復することもありようですが、症状が重い場合はすぐに獣医に相談しましょう。
そして毒物をできるかぎり早く吐かせることが重要で、吐剤、下剤、利尿剤、強肝剤などを投与します。
まずは危険な植物を覚えていくことからはじまります。
私も記録そして覚えていくために記事を書きました。随時更新していきたいと思います。
ヤギに有毒な植物
アジサイ
アセビ
木すべてに毒性があります。葉や茎には、有毒のアセトポキシンが含まれているため、馬が食べると毒にあたって酔ったようにふらふらとした足取りになることから、漢名で馬酔木(アセビ)と書かれるようになったとされます。
ジャガイモ
ジャガイモにはソラニンやチャコニンというアルカロイドができてしまい、食べると腹痛を起
こします。ジャガイモの葉もヤギに与えてはいけません。
トマト
トマトもジャガイモの仲間で、完熟した赤いトマトは問題ないのですが、青いトマトや葉にはトマチンというアルカロイドが多いので、ヤギが食べると腹痛を起こします。
スイセン
リコリン とシュウ酸カルシウムなどの毒が含まれています。全草が有毒ですが、球根に毒成分が特に多いようです。
スズラン
花や根に毒性があります。スズランをさした水を飲んでも中毒症状が出ます。毒性は、強心剤にも使われる強心配糖体のコンバラトキシンなどで、全体に有毒物質を含んでいますが、特に花や根に多く含まれています。
ツゲ
ツゲは盆栽や垣根にどこでも見かけます。植物全体が有毒で嘔吐、下痢、呼吸困難などの症状をおこして重篤な場合は死亡することもあります。
ツツジ
花や葉に有毒なグラヤノトキシン、ロドジャポニンという成分を含み、摂取すると嘔吐、痙攣、ふらつき、歩行困難、不整脈などの症状を引き起こし、呼吸停止に至ることもあります。花の蜜を吸って遊ぶ子どもがいますが、レンゲツツジの蜜を吸ってしまうのは、危険です。
トリカブト
全草に有毒アルカロイドのアコニチン系アルカロイドを含有しています。
ナンテン
葉、樹皮、実、新芽に毒性があります。
月桂樹(ローリエ)
葉と幹に毒性があります。刈り取った月桂樹の葉を処分しようと車に詰め込んだところ、その枝から発生した毒性のある香りのせいで、運転席で意識を失った人もいるようです。
彼岸花
彼岸花はリコリンと呼ばれるアルカロイドの一種とされる毒が含まれています。特に球根を食べると食中毒を起こします。
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